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ドローン測量はどんな場面で役立つ?作業の進め方や活用シーンをご紹介

ドローンは様々な場面で活用されています。そんな活用シーンのひとつに「測量」があるのはご存じでしょうか?ドローン測量ではドローンで撮影した写真をPCで解析することで3次元モデルを作成し、それをもとに距離や面積測定、体積算出、断面図作成などを行うことができます。

今回はこのドローン測量について、どんな流れで作業を進めていくのか、3次元モデルでどんなことができるのか、具体例をご紹介したいと思います。

ドローン測量の作業の流れ

01 ドローンで連続した写真を撮影

まずは測量したい場所をドローンで撮影します。ドローンを飛ばす際は事前にフライトルートを設定し、現場ではそのデータをもとに自動でドローンが飛行し、写真が撮影されます。

※写真:フライトルートの設定画面

株式会社空撮技研 製 ドローンスパイダー DS-004PRO

02 撮影した写真を専用のソフトウェアで3次元に変換

撮影した写真をPCに取り込み、専用の解析ソフトウェアで組み合わせます。これによって2次元の写真が3次元に変換されます。

3次元モデル作成の流れの動画

これで3次元モデルが完成します。

3次元モデルは小さな点の集まり(点群)でできており、一つ一つの点が位置情報(緯度・経度・高さ)を保有しているため、点同士の距離や面積・体積などを測ることができます。

ドローンはプログラム通りに自動で飛行、3次元モデルの作成は専用ソフトで、という流れなので、現場での作業負担が少ないのがお分かりいただけたのではないかと思います。

3次元モデルでできること

ここからは、ドローン測量で作成した3次元モデルをどのように活用できるのかをご紹介します。

工事進捗管理

例えば工事現場でドローン測量を行えば、工事の進捗管理ができます。

点群から作成したオルソ画像(正射画像)と完成予定平面図を重ね合わせると、完成予定と実際の工事にずれがないか、下図のように確認することができます。

点群から作成したオルソ画像
完成予定平面図
点群から作成したオルソ画像と完成予定平面図を重ね合わせた図

外的要因による変位確認

台風や地震等、自然災害などにより地盤変動が起きる可能性を考え、一定期間毎に三次元モデルの記録をすることで、災害等の事由の前後での変動部や変動率を確認することができます。

いかがでしたか?

このようにドローン測量の技術の応用で、工事や災害対策など様々な分野でドローンを活用することができます。

このような活用をする場合に重要になってくるのが測量の” 精度”ですが、ドローン測量では国土交通省が定めた公共測量などで基準とされる水平・垂直共に精度±5cm以内の成果物の作成が可能です。

ただし、このレベルの精度を出すには「高精度で位置情報を取得できる機体」と「ドローン測量を行う知識・技能」が必要になります。

Fujitakaドローンパイロットスクールでは、高精度で位置情報を取得できる測量向きの機体の販売を行っているほか、ご希望があればドローン測量についての講習も「特別授業」という形で実施できます!

ドローン測量にご興味がございましたら、ぜひFujitakaドローンパイロットスクールまでお問い合わせください。

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