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ドローンの安全機能、フェールセーフ機能とは

多くのドローンに「フェールセーフ機能」が備わっていることはご存じでしょうか?

フェールセーフ機能とは、故障やトラブルが発生した場合に危険回避のために働く安全機能のことです。ドローン操縦でのトラブルはバッテリー残量の低下や送信機と機体間の電波遮断などがあり、これらのトラブルに備えて安全機能が搭載されている機種がたくさんあります。

今回はフェールセーフ機能の具体的な内容について、スクールの授業で使用している機体「Phantom 4 Pro V2.0」で、送信機と機体間の電波が遮断された場合を例にご紹介します。

Phantom 4 Pro V2.0の機体

3種類から選べる

Phantom 4 Pro V2.0で送信機と機体の電波が途切れた場合のフェールセーフ機能は以下の3種類があり、事前にどの機能を作動させるか飛行アプリ上で設定することができます。

  1. 01.リターントゥホーム
  2. 02.着陸
  3. 03.ホバリング

01.リターントゥホーム

リターントゥホームは自動でホームポイント(離陸地点)に戻ってくる機能です。

あらかじめ帰還時の飛行高度を設定できるため、周囲の障害物より高い高度に設定することで帰還中の接触事故を防ぐことができるほか、機体搭載のセンサーで障害物を回避しながら帰還してくれます。

ただし、機体内蔵のコンパスやGPSが正常に動作していなければリターントゥホームが正常に作動しません。また、ホームポイントから半径20m以内でリターントゥホームが発動した場合は帰還せずにその場で着陸します。

ドローンを操作する人

02.着陸

送信機と機体の接続が切れた際に、その場で着陸する機能です。

自動で着陸してしまうため、状況によっては人や建物などに機体が接触してしまう可能性があります。

そのため着陸を選択する場合は、周囲の安全に注意を払う必要があります。

着陸したドローン

02.着陸

送信機と機体の接続が切れた際に、その場でホバリングする機能です。

ただし、バッテリー残量が少なくなれば、その場に着陸します。

そのため、着陸の場合と同様、第三者や物件などに接触しないよう注意が必要です。

飛行しているドローン

フェールセーフ機能は最終手段

今回ご紹介したような安全機能が搭載されているドローンは数多く販売されています。

ただ、この機能に頼りきって操縦してしまうのは危険です。例えば、今回ご紹介したPhantom 4 Pro V2.0でリターントゥホームが作動した場合、基本的には障害物を回避して帰還しますが、センサーの死角に入った障害物など、センサーで捉えられなかった障害物に接触するおそれもあります。

そのため、フェールセーフ機能は万一の場合の最終手段と考えて、フェールセーフ機能が作動しないような安全な操縦を心掛ることが大切です。

ドローンの安全な操縦を学ぶなら、
Fujitakaドローンパイロットスクールへ

Fujitakaドローンパイロットスクールでは、スクールインストラクターがドローンの操縦方法を丁寧にお伝えします。

カリキュラムにはATTIモードといって、GPSや一部センサーが切れた状態での飛行モードで操縦する練習も含まれています。機体の動きが不安定になってしまった場合も安定した操縦ができるようしっかりと練習を積むことができるので、万一の際も安心です。

ドローンを安全に活用したいとお考えの方は、ぜひFujitakaドローンパイロットスクールのご受講をご検討ください。

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