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- 法律で義務化!ドローンの飛行日誌とは?
2023年08月04日
ドローンの「飛行日誌」をご存じでしょうか?
飛行日誌は飛行や点検についての記録の事ですが、実は航空法上で飛行日誌の記載について定められていて、ドローンの飛行場所や飛行方法によっては作成が義務になっています。
ドローンを安全に飛行するためにも重要な記録ですので、今回はこの「飛行日誌」についてご説明します。
飛行日誌とは
飛行日誌とは、ドローンの操縦者が作成するドローンの飛行や点検整備についての記録のことです。特に特定飛行(以下のような場所・方法での飛行)を行う場合は作成が義務付けられています。

出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr10_000042.html )

出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr10_000042.html )
また、飛行日誌の作成はドローンフライトの安全につながるため、特定飛行を行わない場合も作成が推奨されています。
飛行日誌は以下の3種類の記録を合わせたものになります。
①飛行記録
②日常点検記録
③点検整備記録
それぞれについて、詳しくご説明します。
フライトの都度、1飛行毎の飛行実績を記載します。
記載する項目等も決められているので、漏れのないように注意してください。
航空局のHPの「無人航空機の飛行日誌の取扱要領」に飛行記録のフォーマットが添付されているので、それに沿って記入するとスムーズに作成できるかもしれません。
飛行記録を紙媒体で作成する場合は、ドローンフライト時に直近の点検整備以降の飛行記録を携行しなければなりません。

出典:「無人航空機の飛行日誌の取扱要領」(国土交通省)
(https://www.mlit.go.jp/koku/content/001574394.pdf)
ドローンを飛行させる前に行う飛行前点検などの日常点検の結果を記載します。
こちらも飛行記録と同様、記載項目が決められていてフォーマットも用意されています。
紙媒体で作成する場合は直近の点検整備以降の記録の携行が必要なのも飛行記録と同じです。

出典:「無人航空機の飛行日誌の取扱要領」(国土交通省)
(https://www.mlit.go.jp/koku/content/001574394.pdf)
ドローンの定期点検や改造・修理について記載します。
点検実施者が作成する書類のため、メーカーなどに定期点検に出す際は書類の作成も依頼しましょう。
こちらは紙媒体・電子記録などの作成方法に関わらず、フライト時はすべての記録を携行しなければなりません。
こちらもフォーマットが用意されていますが、ドローンメーカーなどの製造者等が点検整備を行い、専用の様式に記録が記載された場合はそちらを使用することができます。

出典:「無人航空機の飛行日誌の取扱要領」(国土交通省)
(https://www.mlit.go.jp/koku/content/001574394.pdf)
いかがでしたか?
飛行日誌の作成は手間だと感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが、特定飛行を行う場合は飛行日誌の作成や携行は義務となっていて、違反すると罰金処分となる場合があります。
何よりドローンフライトの安全のために必要なものですので、正確に作成するようにしましょう。
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Fujitakaドローンパイロットスクールでは、ドローンの操縦技術だけでなく、飛行日誌の作成方法など、関連知識についてもしっかりとレクチャーします。
また、スクールご卒業後もドローンについてご不明点等があればお気軽にインストラクターにお問合せいただけるので安心です。
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