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- ドローン空撮での注意点とは?①
2020年12月04日
いよいよ12月に入り、今年も残すところあとわずかとなりました。
年末年始のお休みに空撮を楽しもうとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、ドローン空撮での注意点についてお伝えします。少し長くなるので3回にわたってお伝えしていこうと思います!
まずはドローン空撮でのチェックポイント<事前調査編>です。
ドローンは手軽に操作できる反面、絶対安全とは言い切れない面があります。
実際、去年1年間だけでも数十件もの事故が報告されているのです。安全にドローン空撮を楽しむには、実は事前の調査がとても大事!まずは撮影の計画段階で、しっかりと下調べしておきましょう!!
まずは使用する予定の機体のチェックです。
ドローンは機種によって大きさも機能も様々。そのため、使用予定の機体に備わっている障害物センサーなどの安全機能や耐風性能、バッテリーの持続時間などを事前に確認しておきましょう。
また、機体・プロペラ・送信機などに故障がないかを確認しておくことも重要です。

法律や条令についてのチェックも大切です。
ドローンの操縦には様々な法律や条令で規制がかけられているので、実は予定していた場所でのドローン操縦には事前の申請が必要だった…なんていうこともあるかもしれません。
使用する機体や操縦場所ではどういった法律・条令が適用されるのかを事前にチェックしておきましょう。ドローン操縦に関する法律については別のコラムで詳しく解説しています!
ドローンを操縦する際は、基本的に操縦場所の所有者や管理者に操縦の許可を取っておく必要があります。
また、公道上でドローンを飛行させる場合には警察へ道路使用許可などの届け出も必要になります。
他にも民家などプライバシーに関わるものが写りこむ可能性のある場合は周辺の住宅などにも事前に空撮の案内をしておく方が良い場合もあります。
いざ撮影を始めてからのトラブルを避けるためにも、撮影場所の許可や写真・映像への写りこみへの配慮をしておきましょう。
撮影場所についてはインターネットなどで周辺環境を調査できます。
例えば、ドローン操縦の電波に影響を及ぼすもの(鉄塔や携帯基地局など)がないか等です。できれば一度現地に行って撮影時間の人通りや周辺の障害物などを目で見て確認しておくことをおすすめします。
調査の結果、危険個所がある場合は事故を事前に避けるための対策が必要です。(例えば撮影場所への立ち入りを制限するなど)対策内容によって撮影当日に現場へ持っていく備品も変わってくるので、撮影場所の事前調査とそれをふまえた安全対策は事前に考えておきましょう。

最後は撮影予定日の天気予報の確認です。
2020年現在、多くのドローンには防水機能が備わっていないため雨が降ると撮影を中止せざるを得ない場合がほとんどです。
また、風が強い場合も墜落の危険があるため飛行は難しくなります。撮影当日の天気や風速などは天気予報で確認することができるので、撮影予定日が近づいてきたらこまめに予報をチェックして、天候が悪い場合は撮影の中止・延期の判断をしてください。

いかがでしたか?
チェックポイントが多くて、ちょっと面倒だなと感じた方もいらっしゃるのではないかと思います。
でも、普通では撮れないアングルから撮影ができるのはドローンならではの魅力です!他にはない映像が撮れるので、面倒な作業をクリアしてでも空撮を行う価値があるのではないでしょうか?
事前調査をきちんと実施して、安全で楽しいドローン空撮を楽しんでくださいね!!
次回はドローン空撮時の注意点<撮影前・撮影中編>です!お楽しみに♪