教えてインストラクター!
- Fujitakaドローンパイロットスクール[トップページ]
- 教えてインストラクター![一覧]
- ドローン空撮での注意点とは?②
2021年01月05日
前回からお伝えしているドローン空撮での注意点。第2回の今回は<撮影前・撮影中編>です。
事前調査を丁寧に行っていても、撮影当日の状況と事前調査の内容が異なる場合もあります。そのため必ず撮影前には改めて安全確認を行いましょう。
また撮影中に状況が変わってくる可能性もあるので、撮影中も周囲の状況には気を配る必要があります。事前調査の結果によっては複数人で現場状況を監視する体制をとっていると思うので、関係者全員で連携が取れるように準備しておきましょう。
まずは事前調査の結果をふまえた上で、改めて現場の状況を確認しましょう。事前調査では気が付かなかった障害物など、新たな注意事項が見つかることがあります。
また、人の出入りなどは時間帯によって大きく変わる場合があるので、撮影開始のタイミングでドローンを飛行しても問題ないかを確認することも大切です。撮影中も必要に応じて現場への立ち入り制限などを行い、安全確保に努めるようにしましょう。
天気予報では問題なくても現場周辺の天気が局地的に崩れるということもあるので、現場での天候の変化もチェックしましょう。もし天候が崩れる兆候がみられたら雨が降り出す前にフライトを中止して下さい。
万が一ドローンが雨に濡れてしまったら点検や修理が必要になり、長期間ドローンを使えなくなる可能性もあります。そのため雨に濡れる前に撮影を中止することが大事です。

現場周辺に鉄塔などがある場合や周辺でドローンを飛ばしている人がいる場合は、電波干渉が起きる可能性があります。
ドローンはコントローラーとドローン本体の電波通信で動いているので、電波干渉が起きると最悪の場合は操縦不能になって事故につながります。
操縦しているドローンの電波の状況はコントローラーからチェックできる場合が多いので、必ず注意して確認するようにしましょう。

空撮の際には日光の差し込み方にも注意しましょう。逆光などの場合はきれいに撮影ができないので、撮影アングルや撮影を行う時間帯に工夫が必要です。
また、強い日差しが直接ドローンにあたるとドローンの障害物センサーが誤作動をおこすことがあります。
センサーが作動すると操縦に影響が出る場合があるので、この場合もアングルや撮影時間を工夫するなどして対処しましょう。
ドローン空撮でのチェックポイント<撮影前・撮影中編>でした。
次回はチェックポイントの最後<撮影後編>です。
ドローンでの空撮は注意すべきポイントが多いですが、ドローンならではの写真・映像が撮れるので手間をかける価値ありです!
せっかくの空撮を楽しむためにも、安全対策をしっかり行って操縦してくださいね!!