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- 機体認証とは?メリットや手続きの進め方をご紹介!
2025年9月10日
目次
2025年06月16日の記事にて型式認証について掲載しましたが、今回はその型式認証と関係性の深い「機体認証」についてお話します。
https://www.fujitaka.com/fdps/column/column58.html

ドローンそれぞれの機体について構造や強度・性能・製造過程等において、安全基準に適合しているかどうか検査して安全性を確保することを目的とした認証制度となります。
型式認証との違いは、型式認証は量産機に対して、機体認証はそれぞれ個々の機体に対しての制度となります。
両認証制度共に機体の安全性を確保するというために必要な制度です。
型式認証は「均一性と安全性を確保するため」の制度であり、この機体認証における【検査】が非常に難しいものでした。
型式認証された機体に関しては、機体認証の検査が全部もしくは一部免除されます。
一例ではDJI MINI 4 PRO型が挙げられ、このような型式認証取得済みの機体は機体認証の難易度が下がるため、大きなメリットとなります。
機体認証はドローンの利活用の拡大最大の目的としており、機体認証と技能認定の組み合わせで、従来の許可承認が不要になることがあります。

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❶ 型式認証済みの機体を購入する。
※新規(新品)申請の対象となるには以下の条件がありますのでご注意ください。
- ・第⼆種型式認証を取得しているモデル(機体に型式認証書番号が表⽰されていることを確認してください、以下画像)
- ・新品購⼊後、⼀度も屋外で⾶⾏させていないことが条件です
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❷ 機体登録・リモートID書き込み
- ・DIPS2.0のトップメニューから「無人航空機登録申請」→「新規登録」。
※DJI Mini 4 Proの場合
製造者名「DJI JAPAN株式会社」、型式名「DJI Mini 4 Pro【DJI式DJI Mini 4 Pro型】」を必ず選択- ・機体登録の手数料の支払完了後、リモートIDをインポートします
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❸ DIPS2.0で機体認証手続きを行う(機体登録後1か月以内)
- ・DIPS2.0のトップメニューから「機体認証 新規申請」を選択後、型式認証済みの機体を選択します。
次に型式認証区分として第二種機体認証を選択し、型式認証番号として第6号を入力します。 - ・申請の際に検査機関の希望は「日本海事協会」を選択。
- ・「型式認証等を受けたものによる整備記録資料」には必要事項を写した画像ファイルを添付。
- ・DIPS2.0のトップメニューから「機体認証 新規申請」を選択後、型式認証済みの機体を選択します。
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❹ 日本海事協会へ検査申し込み・手数料の納入
⽇本海事協会から「第⼆種機体認証の検査申込書」がメールにで届きます。
検査申込書に必要事項を記⼊しE-mail又は郵送で返送してください。
検査申込書の受領後、検査⼿数料に関するメールが届きます。
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❺ 国土交通省より機体認証書が発行されます。
これで手続きは完了です!
注意点
型式認証機には「運用規定」が設けれられいることがあります。
それを遵守し飛行させてください。
「例:DJI式DJI Mini 4 Pro型 無人航空機飛行規程」なお、飛行日誌や飛行計画の通報は従来通り必要となりますので、ルールを必ず守って下さい。
今回は機体認証についてご紹介しました。
Fujitakaドローンパイロットスクールでは、スクール業務の他機体販売も行っています。もちろん今回紹介したDJI Mini 4 Proも取り扱っています。
パイロット養成のみならず、ドローン活用をトータルサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。