【経営者様必見】電気代削減したいならこれをすべし!

会社経営に必要不可欠な経費である電気代。
しかし、そんな電気代はどんどん値上がりしています。
この現状に「なんとか電気代を削減する方法はないだろうか……」とお悩みの経営者様も多いのではないでしょうか。
そんな経営者様にご提案したいのが省エネ制御装置「デマンドコントローラー」です!
「デマンドコントローラー」という言葉を聞いたことのない方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、「デマンドコントローラー」とは何なのか、どういう仕組みで電気代削減ができるのかなど解説していきます。
目次
- そもそも電気代ってどう決まるの?
・電力の契約には2種類ある
・高圧電力の電気代はこう決まる! - 「デマンドコントローラー」って何?電気代が下がる仕組みとは?
- 導入のメリット!
- どんな施設に有効なの?
- 導入の流れ
- まとめ
そもそも電気代ってどう決まるの?
電力の契約には2種類ある
「デマンドコントローラー」のお話しする前に、そもそも支払っている電気代がどのようにして決定されているのかを説明していきたいと思います。
まず、電力の契約には低圧電力・高圧電力の2種類あります。
低圧電力は50kW未満の契約で、コインランドリー、ガソリンスタンド、マンション共用部、飲食店のような小規模な施設。高圧電力は50kW以上の契約で、ホテル、病院、オフィス、工場のような大規模な施設が該当します。
このうち、「デマンドコントローラー」で電気代削減できるのは高圧電力を契約している施設です。低圧電力契約の電気代削減はこちらのコラムをご覧ください。
「コインランドリーの電気代を年間約20万円も削減する方法!」
高圧電力の電気代はこう決まる!
それでは、高圧電力契約の電気代について説明していきます。
電力会社との取引で30分間ごとに計測されている平均使用電力のことを「デマンド値」と言い、1か月間で1番高いデマンド値を「最大デマンド値」と言います。
電気代の「基本使用料」は1年間のうち、最も高い月の最大デマンド値で決定されます。
(そのため、一度大量の電力を使ってしまうと、その後の電力使用量が少なくても、高い基本使用料を請求されるのです。)
上の表をもとに極端な例を挙げると、8月の最大デマンド値が1000kWだった場合、5月に200kWしか使わなくても、基本使用料は1000kWを基準に支払わないといけないということです。
なので、その基本使用料の決定基準となる最大デマンド値を低減させることが電気代削減のコツと言えます。
そこで重要な役割を果たすのが「デマンドコントローラー」です。
「デマンドコントローラー」って何?
電気代が下がる仕組みとは?
オフィスビル、工場、商業施設、病院・老健施設などの電力使用量で大幅な割合を占めているのは空調・冷凍・冷蔵設備です。
「デマンドコントローラー」を設置すると、それらの設備のコンプレッサーを30分に1~2回省エネ制御(※)します。
※エアコンであれば送風状態、冷凍機であれば霜取り状態など能力セーブした運転
完全に止めるわけではないので、環境変化を起こさず、消費電力をセーブすることが可能です。
これにより、空調・冷凍・冷蔵設備に使われている電力のデマンド値を約10~15%削減できるので、施設全体のデマンド値も抑制され、基本料金と使用料金の削減ができます。
導入のメリット!
「デマンドコントローラー」の導入には次の4つのメリットがあります。
- 導入後すぐに電気料金に反映
電力会社立会いのもと設定したデマンド値により決定した基本料金が導入の翌月または翌々月の検針日から反映されます。 - 施設の快適さを維持
30分に1度(4分30秒間)空調機を送風状態もしくは能力セーブします。
この場合、室温変化は0.3~0.9度となりますが、体感的にはほとんど感じることのない範囲なので、環境変化を起こさず消費電力の削減が可能です。 - 自動で調整
人が作業しなくても自動で監視・調整をしてくれるので、手間なく細かい制御を行えます。さらに、人為的なミスが発生する心配もいりません。 - 削減実績をデータとして取得可能
最大540日間の削減量をデータ化できます。
使用電力を削減することによる温室効果ガス(CO2)の削減量もわかるので、省エネやSDGsの取り組みに積極的な企業であることをアピールできます。
どんな施設に有効なの?
「デマンドコントローラー」でデマンド値を抑えられるのが空調・冷凍・冷蔵設備となるので、病院、老人福祉施設、工場、冷凍倉庫など空調機や冷凍・冷蔵庫が長時間稼働している施設に有効です。工場の場合は空調比率が高いと非常に有効です。
また、目安として毎月の電気代が平均100万円以上(デマンド値が100kW以上)であることも重要です。 電気代そのものが少ないと削減額も少なくなり省エネの設備投資に見合いません。
導入の流れ
「デマンドコントローラー」を導入する流れは下記の通りです。
- 提案場所の情報収集
効果試算に必要な直近1年間の電気明細や空調・冷凍・冷蔵設備の機器リストを提出していただきます。リストがない場合は簡単な現地調査でも確認可能です。 - 効果試算
いただいた情報をもとに今後1年間の削減額予測を計算致します。 - ご提案
作成した効果試算書をもとにお客様へ最適なプランをご提案いたします。 - ご契約
ご提案に納得いただければご契約となります。 - 機器設置工事の実施
約10系統設置につき平均3日間の工事となります。設置後すぐに電力会社への基本料金低減申請が可能です。 - 省エネ効果の検証
施工後の省エネデータを活用し、他事業所への導入もご検討いただけます。
まとめ
高圧電力契約の電気代基本使用料は最大デマンド値が基準となっており、「デマンドコントローラー」を導入することで、その最大デマンド値を低減することが可能です。
「デマンドコントローラー」は空調・冷凍・冷蔵設備のコンプレッサーを30分に1回自動で省エネ制御します。運転を止めるわけではないので、環境変化を起こさずに消費電力を削減することが可能です。
効果は導入後すぐに反映され、削減実績はデータ化することもできるので、環境に優しい企業であることをアピールできます。
以上のように、「デマンドコントローラー」の導入は電気代削減の手段として非常に有効であり、多くのメリットがあります。
もちろんどの企業様でも必ず削減できるわけではないので、ご提案の前にきちんと調査・試算をさせていただきます。
まずはお気軽にご相談ください。