知っておかないと危険!?ドローン飛行に適さない気象を解説!
ドローンは、空撮や測量・点検のほか、農薬の散布や林業の苗木運搬など、いろいろな場所でさまざまな用途に利用されています。
皆さんも趣味や業務にかかわらず、ドローンを活用したいと考えておられるのではないでしょうか。
しかし、安全に飛行ができなかったり、せっかく飛行しても、その目的を達成することができなかったら、残念ですよね。
そこで今回は、ドローンの飛行に適した気象についてお伝えします。
ドローンの飛行と気象
ここでは、国土交通省の『無人航空機の飛行の安全に関する教則』に、気象に関する記述がありますので、確認していきましょう。
無人航空機における気象の重要性
無人航空機を安全に飛行させるための重要な要素の一つが気象です。
航空法では「当該無人航空機及びその周囲の状況を目視により常時監視して飛行させること。」とされていますが、これは目視可能な距離外での無人航空機の飛行を禁止するだけではなく、近距離であっても無人航空機の飛行状況や他の物件との安全な距離が確保されていることを目視で確認できない雲中や濃霧などの気象状態では、無人航空機を飛行させてはならないことを意味しています。
安全な飛行の確保するために
飛行目的を達成するための飛行内容や所要時間、環境に応じて、雲や視程障害、風向・風速、降水など、飛行に影響する気象情報を入手・分析して、離陸から着陸まで、問題なく飛行できる気象状況であることを確認した後に飛行を開始しなければなりません。
①事前に飛行予定地域の日出や日没の時刻などを確認しておきましょう。
②飛行の前に、最新の気象情報(天気、風向、警報、注意報など)を収集しましょう。
③参考となる情報源として、アメダスや気象レーダー、実況天気図、予報天気図、悪天解析図実況天気図、予報天気図、悪天解析図などがあります。
出典:気象庁ホームページ(https://www.data.jma.go.jp/yoho/data/wxchart/quick/202310/SPAS_COLOR_202310180600.png)
「2023年10月18日の天気図(日本周辺域)」(気象庁ホームページより)
安全飛行のために知っておくべき気象現象
雲の中や濃霧など以外にも、注意すべきさまざまな気象現象があります。
[雲]10種雲形と呼ばれる10種類の雲の形があり、その種類によって雨の降らせが異なります。
[風]空気の水平方向の流れをいい、風向と風速であらわします。空気は、気圧の高いほうから低いほうに移動しますが、この空気の流れが風で、天気図に記載された等圧線の間隔が狭いほど風は強く吹きます。
[低温]ドローンは、運用可能な動作環境が具体的に明示されていますが、運用可能な範囲内であっても、低温時には大きな影響をうけることが予想されます。特に気温の低い際はバッテリーの持続時間(飛行可能時間)が普段より短くなる可能性があるため注意が必要です。
[高温]強い日射により地表面が暖められると上昇気流がおこり、つむじ風が発生する可能性があるので、注意が必要です。
飛行中の注意
安全のため気象条件を考慮した判断をする場合、降雨時、降雪時、霧の発生時や雷鳴が聞こえる時は飛行の延期や中止をしましょう。また飛行中は、気象の変化に注意し、天候が悪化しそうな場合は、飛行途中でもただちに帰還させるか、緊急着陸するなど、安全を第一に判断しなければなりません。
いかがでしたでしょうか。
以上、ドローンを飛行するときに注意しなければならない気象について紹介しました。今回紹介した内容は一部となっております。さらに詳しく知りたい方はぜひスクールの受講をご検討ください!
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