電気代削減には契約の変更がポイント! 「負荷設備契約」と「主開閉器契約」の違いを解説します

電気代を削減する方法として「電子ブレーカーの設置」と「負荷設備契約から主開閉器契約への変更」が有効とされています。では、なぜこの2つの方法で電気代が削減できるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

今回は低圧電力の2つの契約プラン「主開閉器契約」と「負荷設備契約」の違いと、なぜ契約を変えることで電気代が削減されるのかについて説明いたします。

低圧契約について

「主開閉器契約」と「負荷設備契約」の説明をさせていただく前に、「低圧契約」について説明いたします。
低圧契約には2種類あり、従量電灯と低圧電力に分かれます。

従量電灯

主に家庭で使用されているような家電製品や照明関係で使用されている機器が従量電灯に分類されます。一般的に「単相(100V・200V)」と呼ばれます。

低圧電力

業務用のエアコンやエレベーターといった、主に工場や店舗で使用されているような稼働するために大きな力を必要とする機器が分類されます。一般的に「三相(200V)」と呼ばれます。

従量電灯と低圧電力の大きな違いは供給される電圧の違いであり、低圧電力の方が電気使用量の大きな設備を稼働するのに適した電圧になっています。
コインランドリーや飲食店等の施設は低圧電力に該当します。

「負荷設備契約」と「主開閉器契約」の違い

「負荷設備契約」と「主開閉器契約」の違いについて解説します。

負荷設備契約

「負荷設備契約」とは事業所にある設備容量(モーター容量)の合計を契約容量とし、基本料金を決定する方法です。
コンビニエンスストアのように常に機械がフル稼働する事業所ではこの契約が適しています
こちらの契約方法では普段は全く使用することのない設備であっても、設置しているだけでその設備の容量分の基本料金を支払うことになります。

主開閉器契約

「主開閉器契約」は設備容量に関わらず、設備の稼働時に流れる電流値を基にしてブレーカーの容量を設定し、基本料金を決定する方法です。
こちらの契約方法は事業所の設備の稼働に合わせて契約容量を決定できるため、無駄を省き基本料金を最小限に抑えることが可能になります

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いかがでしたか?

電子ブレーカーは、コンピュータによって電流値と動作時間を細かく測定し、電流を制御します。そのため、一般ブレーカーと異なり、JIS規格の枠をギリギリまで利用することができるので、一定時間の過電流であれば容量の190%まで使用することが可能です。これらの電子ブレーカーの特性と「主開閉器契約」をうまく組み合わせることで、基本料金の削減が可能となります。
多くのコインランドリーは「負荷設備契約」を選択されていますが、下記のような条件が揃っている場合、「主開閉器契約」への変更と電子ブレーカーの設置で電気代を削減できる可能性が高くなります。

  • ランドリー機器の稼働時間が決まっている
  • ランドリー機器の容量で申請しているため、消費電力を考慮していない
  • 低圧電力の中で基本料金の割合が多い

電子ブレーカーの導入と契約内容の変更だけで年間20万円削減した例もございます。
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